June 21, 2022
親しさの境界線を保つ
こんにちはTRANSIC MDの小寺です。
ジメジメの季節になってきました。
今年は春雨の季節から梅雨入りしたんじゃないのか、と思うくらい雨が多い印象です。
革も空気中の水蒸気を吸って、なんだかしっとり。
雨に濡れるとシミになり、色落ちもしやすくなります。
その前に防水スプレーでガードするのもひとつの方法です。
雨の中歩くことが多い方は是非お試しください。
さて、今回はビジネスパートナーとの「信頼と親しさの境界線」についてお話ししたいと思います。
<防水ケア方法はこちら>
◆知らないと危険!バッグの「防水スプレー」正しい使い方とは?
◆鞄屋が教える革製品の防水・撥水ケア
その中でも常日頃一番難しいと感じているのが信頼関係を築いていく相手との親しさの境界線の見極めです。
そしてビジネスパートナーとしての親しさの境界線を越えない、信頼も勝ち取らないといけない、そのために商談・メール上の言葉の使い方はとても重要だと感じています。
それは、敬語・丁寧語でビジネス上の言葉遣いを使用する、ということです。
欧米の言葉には敬語がないと聞くことがあります。
敬語という分類になっていないのかもしれませんが、目上の人、親しくない人、ビジネス関係の人に使う言葉と、普段友人に使う言葉とでは違いがあります。
そして、その言葉から伝わるニュアンスはいい意味で距離感を感じさせる、丁寧さ、謙虚さを感じさせるものでもあります。
私がこのような言葉の距離感、丁寧さって大切なんだな、と感じたきっかけがありました。
心の中で、「あ、あ、あのさ〜?誰にもの言うてんねん!」と本当にびっくりしたことを今でもはっきりと覚えています。
ほとんど初対面で、「あのさ〜」と話しかけられることへの違和感は、私が本当の意味での「あのさ〜」の使い方を理解しているからなんでしょうね。
「あのさ〜」は、ある程度親しい関係にある人の間で使用されるスラングです。
そのスラングが伝えるニュアンスを正確に理解できないまま使用することは、下手をすると相手に強烈な違和感を与える可能性がある、相手との親しさの境界線をいきなり鼻先まで縮められたような衝撃がある、ということをその時強く感じました。
それ以降、私はネイティブでない言葉でのスラングの使い方には、とても注意しています。
それは、多くの海外の人が日本語を習うときは、丁寧語で習うので伝わりやすいという実用的な意味もありますが、私がスラングを使って、相手がそれを覚えて間違えて使うと大変なことになる、という思いもあります。
一方で最近、巧みな言葉遣いにハッとさせられた出来事もありました。
海外の日本語ができる会社の担当者から、商品の納入遅延についての問い合わせがありました。
「何月何日に、ここの倉庫に入れます」、という連絡をあらかじめ入れていたのですが、それが遅れており、どうなっていますか?という連絡でした。
そのチャットの書き出しが、
「あのぅ〜すみません、」
このチャットを読んだ私は大笑い。
この文面から、どれだけ彼女が丁寧ながらも言い出しにくいことを聞きたいのかが伝わりました。
もちろん、あのぅ〜もビジネスメールでは使用しません。
ただ、チャットでのやり取りだとなんとなく手軽さもあって、このような書き出しから親しさの境界線は維持されたまま、伝わるニュアンスに共感した小寺でした。
ジメジメの季節になってきました。
今年は春雨の季節から梅雨入りしたんじゃないのか、と思うくらい雨が多い印象です。
革も空気中の水蒸気を吸って、なんだかしっとり。
雨に濡れるとシミになり、色落ちもしやすくなります。
その前に防水スプレーでガードするのもひとつの方法です。
雨の中歩くことが多い方は是非お試しください。
さて、今回はビジネスパートナーとの「信頼と親しさの境界線」についてお話ししたいと思います。
<防水ケア方法はこちら>
◆知らないと危険!バッグの「防水スプレー」正しい使い方とは?
◆鞄屋が教える革製品の防水・撥水ケア
言葉の使い方と信頼関係
私の仕事は、満足度の高い商品をお客様に届けるために、生産者さんとの信頼関係を築きTRANSICのビジネスパートナーとして同じ目標に向かえるようそれぞれの要望の調整に、多くの時間を費やします。その中でも常日頃一番難しいと感じているのが信頼関係を築いていく相手との親しさの境界線の見極めです。
そしてビジネスパートナーとしての親しさの境界線を越えない、信頼も勝ち取らないといけない、そのために商談・メール上の言葉の使い方はとても重要だと感じています。
ビジネス上の言葉遣い
新入社員時代、メールの書き方や話し方の研修で、外国語でのメールの書き方の指導を受けた時、3ヶ国語を使用する上で共通点がありました。それは、敬語・丁寧語でビジネス上の言葉遣いを使用する、ということです。
欧米の言葉には敬語がないと聞くことがあります。
敬語という分類になっていないのかもしれませんが、目上の人、親しくない人、ビジネス関係の人に使う言葉と、普段友人に使う言葉とでは違いがあります。
そして、その言葉から伝わるニュアンスはいい意味で距離感を感じさせる、丁寧さ、謙虚さを感じさせるものでもあります。
私がこのような言葉の距離感、丁寧さって大切なんだな、と感じたきっかけがありました。
言葉のニュアンス
昔海外の学校で、日本語をテレビから学んだであろう若い男の子から、「あのさ〜」と話しかけられたのです。心の中で、「あ、あ、あのさ〜?誰にもの言うてんねん!」と本当にびっくりしたことを今でもはっきりと覚えています。
ほとんど初対面で、「あのさ〜」と話しかけられることへの違和感は、私が本当の意味での「あのさ〜」の使い方を理解しているからなんでしょうね。
「あのさ〜」は、ある程度親しい関係にある人の間で使用されるスラングです。
そのスラングが伝えるニュアンスを正確に理解できないまま使用することは、下手をすると相手に強烈な違和感を与える可能性がある、相手との親しさの境界線をいきなり鼻先まで縮められたような衝撃がある、ということをその時強く感じました。
それ以降、私はネイティブでない言葉でのスラングの使い方には、とても注意しています。
日本語で話す時は丁寧語
先程の事例とは反対に、海外の人と日本語で話す時には、基本的に丁寧語で話します。それは、多くの海外の人が日本語を習うときは、丁寧語で習うので伝わりやすいという実用的な意味もありますが、私がスラングを使って、相手がそれを覚えて間違えて使うと大変なことになる、という思いもあります。
一方で最近、巧みな言葉遣いにハッとさせられた出来事もありました。
海外の日本語ができる会社の担当者から、商品の納入遅延についての問い合わせがありました。
「何月何日に、ここの倉庫に入れます」、という連絡をあらかじめ入れていたのですが、それが遅れており、どうなっていますか?という連絡でした。
そのチャットの書き出しが、
「あのぅ〜すみません、」
このチャットを読んだ私は大笑い。
この文面から、どれだけ彼女が丁寧ながらも言い出しにくいことを聞きたいのかが伝わりました。
もちろん、あのぅ〜もビジネスメールでは使用しません。
ただ、チャットでのやり取りだとなんとなく手軽さもあって、このような書き出しから親しさの境界線は維持されたまま、伝わるニュアンスに共感した小寺でした。