バッグの型崩れ防止法と崩れたときの直し方、正しい保管方法を徹底解説

いつも使っているバッグや、クローゼットにしまい込んでいたバッグが型崩れした経験はありませんか?
マチ部分がたわんできたり、サイドが凹んだりと形が変形してしまうと、せっかくのバッグの魅力が下がってしまいます。

お気に入りのバッグを長く使い続けるためにも、日頃から型崩れを防ぐための正しい使い方と収納方法を実践していきましょう。
また、型崩れしたときの正しい直し方もご紹介するので参考にしてみてください。

 

バッグの型崩れの原因と防止するための5つの方法とは?


そもそもバッグが型崩れするのは、どんな原因があるのかをご存知ですか?
実は日常的に何気なく行っていることが、バッグを歪める原因になっているかもしれません。

まずは型崩れを防ぐための方法とあわせて説明します。

防止法1. バッグに物を詰め込みすぎない

バッグに荷物を詰め込みすぎるのは、型崩れの原因になるため控えましょう。
荷物の形に膨らんだバッグがそのまま癖づくと、シルエットがその通りに崩れてしまいます。

またノートPCや雑誌など重い荷物を入れて運ぶのも、重力でバッグの素材が伸びる、底のマチが変形する原因になります。
バッグが変形しないように、荷物は毎日必ず使うものだけを残すよう整理して、軽量化しましょう。

「使うかもしれない」と入れっぱなしにした道具や、購入したままの商品がバッグに入っていませんか?
財布のサイズを小さくしたり、キーケースをキーホルダーに変えたりするだけでも荷物の容量を減らせます。

荷物の量が多いときは変形しないように、ひと回り大きいバッグを用意するか、サブバッグを持ち歩くことをおすすめします。

防止法2. 毎回バッグの中身をすべて出す

1度使ったバッグは、毎回中身の荷物をすべて出しましょう。
バッグを空にしてしばらく休ませてあげると、荷物の形で変形してしまうのを防止できます。

そして革製バッグで特に注意したいのが、湿気による型崩れ。
革は湿気にとても弱く、空気中の水分が長期間革に浸透したままだと、表面のシワや型崩れの原因になります。

バッグを使ったあとに内部をしっかり乾燥させるため、荷物を出したら通気性の良い日陰に置きましょう。
毎回荷物を出すことを習慣化すれば、不用品やゴミをすみやかに処分することが可能。
物の詰め込み防止にもつながります。

防止法3. 詰め物(あんこ)を入れて形を整える

実はバッグの型崩れが起きるのは、保管方法に問題のあるケースが多いのをご存知ですか?
荷物を出したバッグはそのまま保管すると、全体がしぼんで型崩れを起こしてしまいます。

代わりに中にあんこを入れて、バッグの形を整えておきましょう。

あんことは紙やビニールで作られたバッグの詰め物のことです。
バッグの中に詰まっている様子が饅頭のあんこと似ていることから、「詰め物=あんこ」と呼ばれています。

あんこの作り方は古新聞やいらない紙を丸めて、表面を白い紙で包むだけ。
家にある廃材で簡単に作ることができます。
バッグごとの形に合わせてあんこを作り、荷物の代わりに詰めて保管することを徹底しましょう。

防止法4. バッグがへたらないように立てて保管する

バッグを横に寝かせると重力でへたれてしまうので、必ず立てて保管しましょう。
保管中にバッグが横倒しになるときは100均のA4ファイルスタンドや、ブックスタンドを仕切り板代わりに使うと安定しやすいです。

ファイルスタンドやブックスタンドを使えば、サイズが違うバッグもきれいに並べて収納できます。

防止法5. お手入れをしすぎない

革製バッグで注意したいのが、クリームやツヤ出しスプレーの塗りすぎで素材を傷めてしまうこと。
お手入れをしすぎると素材が弱まり、形が歪んだまま癖がつきやすくなります。

基本的に、皮革用クリームを使ったお手入れは月に1回を目安にしましょう。
もし1ヶ月経ってもうるおいが残っている場合、無理にクリームで保湿する必要はありません。

革の状態に合わせて、傷まない程度にお手入れしてください。

バッグが型崩れしたときの直し方とは?



型崩れしてしまったバッグも、セルフメンテナンスで形を整えることができます。
自宅でできる型崩れの直し方をご紹介します。

 

専用クリームやオイルでケアする

革製バッグを無理やり引っ張って形を整えると、シワが寄ったりひび割れたりする原因になります。
まずはブラシで汚れを落としたら皮革用のクリームやオイルを塗って、革を柔らかくしましょう。

その後にバッグの両端を引っ張って、元の形に伸ばしていきます。
サイドやマチのへこみは、バッグの内側から押し出すとボリュームが戻りやすいです。
底の角部分など手が届かないところは、歯ブラシの柄などの先端が丸い棒を使って押し出しましょう。

革が固くて形が戻りづらいときは、指で細かく揉みほぐすように動かすと熱で柔らかくなっていきます。
少しずつ揉みほぐして伸ばすことを丁寧に繰り返していけば、バッグ全体の形が整っていきます。

詰め物(あんこ)を入れて吊るす

変形した部分を修復したら、中にあんこを入れて形をキープします。
中心だけでなく、角の部分にも小さいあんこを作って隙間なく詰め込んでください。

なお、あんこの紙は新聞紙だと内側に色移りする可能性があるので、必ず無地の白い紙で表面を包んでおきましょう。
その後風通しが良い日陰にバッグを1~2日吊るして、形を安定させます。

ラックやフックなど型崩れ防止グッズを使う

型崩れを防ぐために、バッグ用の収納ラックやハンガーフックを活用しましょう。
たとえば、メッシュタイプの収納ラックなら通気性が良く、クリームでケアしたあとの保管場所に最適です。

バッグそれぞれの大きさが違っても、ラックなら段に分けて収納できるのでお互いがぶつかる心配もありません。
また、バッグの持ち手を吊るすハンガーフックもおすすめです。
バッグ本体が浮くので型崩れ防止になります。

ただし、荷物を入れたまま吊るしてしまうと、重さで持ち手やマチが伸びる原因になってしまいます。
必ず荷物は空にして、あんこだけを詰めた状態で保管してください。

バッグが型崩れしない正しい保管方法とは?


ここまでバッグの型崩れ防止法を解説しましたが、お客様から「そもそも型くずれしないバッグはないの?」というご質問をよくいただきます。
そう聞かれたら、こう答えるしかありません。

「そんなバッグはないんです!」

職人が高級な革を使って丁寧に作り上げた高級バッグでも、使い方や保管方法しだいで簡単に型崩れが起こります。
あまりにも型崩れに関する質問が多いので、みなさん一体どんな風に保管してるのか、スタッフの保管状況をリサーチしてみました!

バッグを取り扱ってるプロの保管だから、さぞお手本になるかと思いきや…?
スタッフごとに保管状況のどこが良くて、どこがダメなのかを見てきましょう。

TRANSIC運営スタッフ Yさんの場合


まずは都内在住、最近引っ越したばかりのスタッフYさん。
収納スペースに余裕があるのでバッグ本来の形をキープできているところがいいですね。
バッグを横に寝かさず縦置きしているところもさすがです。

このスペースがいっぱいになったら処分したり売ったりすると決めてるそうで、さらにGOOD!
使い終わったバッグを綺麗にお手入れして、あんこを詰めて保管するそうで、完璧ではないでしょうか!

100点満点中 90点です!(バッグが増えたら本当にこの状態をキープできるのか疑問…でマイナス10点…)

TRANSIC管理スタッフ Iくんの場合


毎日使ってるブリーフケースはリビングに、週に1・2回の頻度で使うバッグは壁掛けに、大きなボストンバッグ等は押入れに、と使い分けてるようです。

毎日同じバッグばかりを使うと消耗も早くなるので、この使い方はとても大事。
天気や荷物の量に分けて使い分ける、これがバッグを長持ちさせるポイントでもあります。

また、この写真のように本革バッグは壁掛けにしているとハンドルが伸びてしまうデメリットがあります。

ですから、長い期間、掛けっぱなしという状態はよくないですね。
風通しがいい点は良いため、100点満点中80点です。

TRANSIC発送スタッフ、Lくん・Nくん・Sくん の場合


3人とも都内での一人暮らしで、必要最低限のバッグのみを部屋に置いてある状態です。

まずはNくん。手前のバッグはまだしも奥のトートバッグがぐにゃりとなっているところが気になります。
自立しないバッグはあんこをつめて吊るす方がいいですね。
100点満点中70点。



次にSくん。この状態でクローゼットにおいてはいけません、型崩れになってしまいます。
1度ついてしまった形はなかなか元に戻らないからです。

この状態で放置する人に限って「型崩れしないバッグはないの?」と考えがちです。
100点満点中20点!


最後にLくん。
ロッカーにバッグが詰め込まれた状態です。
バッグを一生懸命作ってる側としてはとてもショックな状態ですね(泣)。

このように使わないバッグを保管するときは、型崩れをしないように「あんこ」を作って中にいれましょう。
丸めた新聞紙を中に入れておくだけで型崩れ防止になるうえ、水分を吸収してくれるのでカビ対策にもなります
100点満点中 10点!!

TRANSIC 商品部 Oくん・Kさんの場合


さて、商品部2名の保管状況は…。

さすが商品部です!

モノを大切に扱っているのが一目瞭然にわかります。
お二人とも、使用頻度の高いものは最低でも週に1度は手入れをし、雨にあたったバッグは完全に乾ききってから、クリームを塗って保管するそうです。

ですが、しばらく使わないバッグは、このようなビニールケースでなく、本当は風通しのいいケースに入れる方がいいとのことでした。

100点満点中 90点といったところでしょうか!!

商品部に聞いた正しいバッグの保管方法とは?

通気性・温度・形成の3つです。

  • 湿気がたまらない通気性のよい場所に保管(ビニールには入れずに不織布などで包む)
  • 直射日光などで温度が上がりすぎないところに保管(熱で革は色落ち&変形してしまう)
  • 本来の形を保った状態での保管(中にあんこを入れ寝かせず縦に置く)

  • 最後に私の保管状況をご紹介

    商品部のアドバイス通り、保管してみました。
    通気性が大切ということで、よく使うバッグをこの大きなラタンへ入れています。
    出張のスーツケースも通勤バッグもオフの日のハンドバッグもここから出して、ここへ片付けられるのでとても便利です。

    少し前まで子供のおもちゃ入れだったものですが、部屋に出しておいてもインテリアになるし、通気性もバッチリでこれはおすすめ!
    きちんと保管するスペースがあると、バッグを大切にしたい気持ちも大きくなるものですね。

    まとめ


    お気に入りのバッグも保管方法や日頃の使い方によって、型崩れが起きてしまいます。
    それを防ぐには次の5つのポイントを意識しましょう。

    • バッグの形が変わるほど荷物を詰めない
    • 保管するときはあんこを入れて形を整える
    • 革製のバッグの型崩れはクリームで柔らかくしてから形を整える
    • 日頃から通気性の良いバッグ用の収納ラックやフックを使う
    • 日陰で湿気がこもらないところに保管
    丁寧にお手入れしたバッグは、親から子へ、そして孫まで受け継ぐこともできます。
    ファッションの要にもなるバッグを大切に長く愛用するため、ぜひ日頃の使い方や収納方法に気を付けてください。