August 19, 2021アドバイス
【ビジネスマナー・挨拶編】基本やお辞儀|実際の活用例も紹介
取引先での挨拶や、出張先での互いの紹介に悩んだことはありませんか。
社会人になると、職場にとどまらず取引先や出張先、さまざまなシーンやケースでの挨拶を求められます。
今回は「ビジネスマナーの挨拶」として、基本やお辞儀の作法を解説します。
さらに、取引先や大きな会議における紹介者の順番や、実際の挨拶活用例も紹介します。
記事を読み終えれば、今後は挨拶や紹介に自信を持つことが出来ます。
さらに現場での経験を積んでいけば、立派なビジネス対応が身に付きますよ。
挨拶は「声がけの習慣」のように見えて以下のような気持ちを含んでいます。
ビジネスシーンにおいては特に、ストレスなく円滑な関係で居続けようと思えば「自分から」の挨拶を意識したいですね。
日々、自分から気持ちの良い挨拶をしていると職場の雰囲気もいい状態を保つことに繋がりますよ。
語先後礼(ごせんごれい)とは、言葉を先に伝えた後に、礼をすることで、一般的に浸透している正しい挨拶のマナーとされています。
具体的には「おはようございます」と相手の目を見て言葉を伝えた後にお辞儀(礼)をすることです。
ぜひ、覚えて習慣化できるようにしましょう。
お辞儀は大きく分けて3種類が存在し、状況に応じて使い分けるものとされています。
3種類に共通して言える「お辞儀の仕方」は、以下となります。
普段のお辞儀以上に、気持ちを込めることがポイントとなります。
ビジネスマンとしては、習慣として身につけたいお辞儀となります。
こちらも中礼同様に、ビジネスマンとして身につけたいお辞儀です。
覚えたとおりにしなければと考えると緊張してしまいますが、経験を繰り返すとすぐに身に付きます。
日常の中で、イメージトレーニングしてみるのもおすすめです。
その場合は、1人の方を先に紹介しましょう。
続けて複数人の方を地位の高い方から順に紹介するのが基本です。
「紹介してください」と申し出があった場合などは、その言葉に応じましょう。
この場合は、親しい関係・密接な取引のある企業を先に紹介します。
判断が難しい場合は、取引関係によって判断しましょう。
さらに2020年から続く「コロナ禍」の挨拶も紹介します。
ビジネスシーンで不向きな言葉が癖にならないうちに、正しい言葉を身につけましょう。
左側にあたる「ビジネスシーンで不向きな言葉」は、特に目上の方へは失礼にあたります。
正しい言葉を身につけて、好印象で挨拶できる自分となりましょう。
例えばですが、握手などは感染リスクが高まるため控えるべきですし、名刺交換の際にも互いの手が触れ合わないように気を付けたりしたいところです。
また、コロナ禍に限りませんがエレベーターなど密な場での「ハツラツとした挨拶」は避けるようにしましょう。
挨拶された側も周囲も驚いてしまう可能性があります。
いずれも、相手を不快にさせないことがポイントとなります。
シーンに応じた挨拶を意識できるようになりましょう。
「おはようございます」のあとに、今日の天気など何か一言足すことができるといいですね。
自分が離席・外出する場合は挨拶と共に離席情報を伝えておく必要があります。
職場に残った人が、電話対応時や来客時に困ることが無いように「何をしに、どこへ行くのか」また「何時ごろに戻ってくるのか」などといった情報を伝えるようにしましょう。
また、外出・離席を見送る側に立ったっときも「行ってらっしゃいませ」「行ってらっしゃい」と笑顔で声がけできるようになりましょう。
また、他の方が帰社した際も「お帰りなさい」「お帰りなさいませ」と明るい挨拶で迎え入れてあげることが大切です。
しかし、相手が作業に集中しているときや、誰かと会話をしているときには会釈のみとするのがマナーです。
職場ですれ違うときのように「こんにちは」「お疲れ様です」と挨拶と軽い会釈をしましょう。
あくまでプライベートの時間であるため、長話をしたりしないのがマナーとなります。
また親しい関係や毎日顔を合わせるような仲の相手が、ご家族の方と過ごしている場合は、皆さんに向けて「こんにちは」などの後に、「いつもお世話になっております」と付け加えましょう。
この場合も長話にならないように気を付け「団欒中に、失礼いたしました」などを付け加える配慮ができるといいですね。
挨拶はビジネスシーンだけでなく、生活の基本です。
日頃から、相手を心地よくできるような挨拶を心がけていると自然とビジネスシーンでも応用することができます。
また、挨拶ひとつでビジネスパーソンとして相手に好印象を与えることができるため、今回紹介したことを押さえて実践してみてくださいね。
社会人になると、職場にとどまらず取引先や出張先、さまざまなシーンやケースでの挨拶を求められます。
今回は「ビジネスマナーの挨拶」として、基本やお辞儀の作法を解説します。
さらに、取引先や大きな会議における紹介者の順番や、実際の挨拶活用例も紹介します。
記事を読み終えれば、今後は挨拶や紹介に自信を持つことが出来ます。
さらに現場での経験を積んでいけば、立派なビジネス対応が身に付きますよ。
ビジネスマナー|挨拶の基本3選
ビジネスマナーにおける挨拶の基本として大切なポイントとなる、以下の3つを解説します。- 自分から挨拶する
- 語先後礼について
- 明るく笑顔で「好印象に」
挨拶の基本①|自分から挨拶する
ビジネスの場に限りませんが、挨拶は「自分から」を心がけましょう。挨拶は「声がけの習慣」のように見えて以下のような気持ちを含んでいます。
- 今日も一日よろしくお願いします
- あなたの顔が見れて嬉しい(様子を確認したい)
ビジネスシーンにおいては特に、ストレスなく円滑な関係で居続けようと思えば「自分から」の挨拶を意識したいですね。
日々、自分から気持ちの良い挨拶をしていると職場の雰囲気もいい状態を保つことに繋がりますよ。
挨拶の基本②|語先後礼(ごせんごれい)について
語先後礼(ごせんごれい)という言葉を聞いたことがありますか。語先後礼(ごせんごれい)とは、言葉を先に伝えた後に、礼をすることで、一般的に浸透している正しい挨拶のマナーとされています。
具体的には「おはようございます」と相手の目を見て言葉を伝えた後にお辞儀(礼)をすることです。
ぜひ、覚えて習慣化できるようにしましょう。
挨拶の基本③|明るく笑顔で「好印象」に
挨拶は明るく笑顔で「好印象」を心がけましょう。
これもビジネスの場に限らず、コミュニケーションの基本ですが、ビジネスシーンにおいては特に意識して心がけましょう。
ビジネスシーンでは、身だしなみや挨拶がその人の印象を作り上げ、評価・判断基準のひとつとなります。
「好印象」を求めるのであれば、次の3つを挨拶に意識して取り入れましょう。
- 相手の目を見て
- ハツラツとした明るい声で
- 笑顔で
ビジネスマナー|会釈・お辞儀のパターン3選
上述の「語先後礼」でもお伝えしましたが、挨拶とお辞儀(礼)は一連のセットとなります。お辞儀は大きく分けて3種類が存在し、状況に応じて使い分けるものとされています。
3種類に共通して言える「お辞儀の仕方」は、以下となります。
- 両足は揃える
- 脊筋を伸ばしながらまっすぐ姿勢よく
- 腰から上体を倒す(首から上、背中を倒すだけではダメ)
- 男性は両手をズボンの両縫い目サイドへ
- 女性は両手を前で揃える
パターン①|最敬礼
最敬礼(さいけいれい)は、一番丁寧なお辞儀と言われています。使用用途 |
|
お辞儀の角度 | 上体45度 |
視線 | 自分の足元に落とす |
お辞儀の長さ | ひと呼吸おく程度 |
普段のお辞儀以上に、気持ちを込めることがポイントとなります。
パターン②|中礼
中礼(ちゅうれい)は、別名で敬礼(けいれい)と呼ばれており、多くのビジネスシーンで使用する日常的なお辞儀です。使用用途 |
|
お辞儀の角度 | 上体30度 |
視線 | 自分の足元に落とす |
お辞儀の長さ | ひと呼吸おく程度だが、長すぎず 「語先後礼」を意識しながら中礼をする |
ビジネスマンとしては、習慣として身につけたいお辞儀となります。
パターン③|会釈
会釈(えしゃく)は、3種類のお辞儀の中で最も軽いお辞儀となります。使用用途 |
|
お辞儀の角度 | 上体15度 |
視線 | 軽く視線を落とす |
お辞儀の長さ | 短くても問題はないが 首だけを落とすと印象が悪くなるため 表情と姿勢を意識 |
こちらも中礼同様に、ビジネスマンとして身につけたいお辞儀です。
ビジネスマナーにおける「紹介の順番」について
ここでは、ビジネスシーンで挨拶に加え紹介をする側の立場に立ったときに多くの方が悩んでしまう紹介の順番について解説します。挨拶の順番の基本
紹介する順を表にまとめました。覚えたとおりにしなければと考えると緊張してしまいますが、経験を繰り返すとすぐに身に付きます。
日常の中で、イメージトレーニングしてみるのもおすすめです。
立場・関係 | 紹介する順番 |
男女 | 時代背景により、年配の方は男性を先に紹介が 当然とされる時代もあったが、現在はケースバイケース |
立場 | 立場が下の人を先に、上の方へ紹介 |
年齢差 | 若い人を先に、年配の方へ紹介 |
取引先にて、自企業の同行者がいる場合 | 同行した自企業の人を先に、取引先へ紹介 |
自企業と他企業の人がいる場合 | 自企業の人を先に、他企業の方へ紹介 |
特例①:1人の場合と複数人の場合
営業職の方などは、1人の人と複数人の人を紹介するシーンも頻繁にあると思います。その場合は、1人の方を先に紹介しましょう。
続けて複数人の方を地位の高い方から順に紹介するのが基本です。
「紹介してください」と申し出があった場合などは、その言葉に応じましょう。
特例②:複数の企業の方を紹介する場合
大規模な会議などになると、複数の企業の方を紹介するケースもあります。この場合は、親しい関係・密接な取引のある企業を先に紹介します。
判断が難しい場合は、取引関係によって判断しましょう。
ビジネスマナー|挨拶で気を付けたいこと
ビジネスシーンにおける挨拶で気を付けたい言葉を紹介します。さらに2020年から続く「コロナ禍」の挨拶も紹介します。
気を付けたい言葉
ビジネスシーンで気を付けたい言葉を紹介します。ビジネスシーンで不向きな言葉が癖にならないうちに、正しい言葉を身につけましょう。
ビジネスシーンで不向きな言葉 | ビジネスシーン向けの言葉 |
ご苦労様です | お疲れ様です |
お世話様です | お世話になっております |
なるほどですね | 仰る通りだと思います その通りだと思います |
どちらにいたしますか | どちらになさいますか |
お久しぶりです | ご無沙汰しております |
左側にあたる「ビジネスシーンで不向きな言葉」は、特に目上の方へは失礼にあたります。
正しい言葉を身につけて、好印象で挨拶できる自分となりましょう。
気を付けたいコロナ禍の挨拶
気を付けたいコロナ禍の挨拶があります。例えばですが、握手などは感染リスクが高まるため控えるべきですし、名刺交換の際にも互いの手が触れ合わないように気を付けたりしたいところです。
また、コロナ禍に限りませんがエレベーターなど密な場での「ハツラツとした挨拶」は避けるようにしましょう。
挨拶された側も周囲も驚いてしまう可能性があります。
いずれも、相手を不快にさせないことがポイントとなります。
ビジネスマナー|シーン別の挨拶における言葉使い
最後に、ビジネスシーンに応じた適切な挨拶を紹介します。シーンに応じた挨拶を意識できるようになりましょう。
シーン①|出社時
毎日顔を合わせる上司や同僚には「今日も一日頑張りましょう」「よろしくお願いします」という気持ちを込めて一日の始まりの挨拶をしましょう。「おはようございます」のあとに、今日の天気など何か一言足すことができるといいですね。
シーン②|離席時や外出時
職場にもよりますが、取引先や所用で席を外すこともあります。自分が離席・外出する場合は挨拶と共に離席情報を伝えておく必要があります。
職場に残った人が、電話対応時や来客時に困ることが無いように「何をしに、どこへ行くのか」また「何時ごろに戻ってくるのか」などといった情報を伝えるようにしましょう。
例 | ・○○企業へ○○のために行ってまいります。●時頃帰社予定となります。 |
また、外出・離席を見送る側に立ったっときも「行ってらっしゃいませ」「行ってらっしゃい」と笑顔で声がけできるようになりましょう。
シーン③|帰社時
帰社時にも、自分から挨拶し帰社したことを報告してから席に着くのがビジネスマナーです。例 |
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また、他の方が帰社した際も「お帰りなさい」「お帰りなさいませ」と明るい挨拶で迎え入れてあげることが大切です。
シーン④|勤務中に廊下などですれ違うとき
勤務中に廊下などですれ違った場合「お疲れさまです」と会釈で伝えるのが一般的です。しかし、相手が作業に集中しているときや、誰かと会話をしているときには会釈のみとするのがマナーです。
シーン⑤|退社時
退社時も「今日も一日お疲れさまでした」「また明日」という気持ちを込めて挨拶をしましょう。自分が先に退社する場合 |
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相手が先に退社する場合 |
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シーン⑥|社外でプライベートの時間に
休日や業務後などのプライベートの時間に、職場の方と社外でばったり出会うことがあります。職場ですれ違うときのように「こんにちは」「お疲れ様です」と挨拶と軽い会釈をしましょう。
あくまでプライベートの時間であるため、長話をしたりしないのがマナーとなります。
また親しい関係や毎日顔を合わせるような仲の相手が、ご家族の方と過ごしている場合は、皆さんに向けて「こんにちは」などの後に、「いつもお世話になっております」と付け加えましょう。
この場合も長話にならないように気を付け「団欒中に、失礼いたしました」などを付け加える配慮ができるといいですね。
まとめ:【ビジネスマナー・挨拶編】基本やお辞儀|実際の活用例も紹介
今回は「ビジネスマナーの挨拶」として、挨拶の基本やお辞儀の作法3選、紹介をする順番・実際の活用例を紹介しました。挨拶はビジネスシーンだけでなく、生活の基本です。
日頃から、相手を心地よくできるような挨拶を心がけていると自然とビジネスシーンでも応用することができます。
また、挨拶ひとつでビジネスパーソンとして相手に好印象を与えることができるため、今回紹介したことを押さえて実践してみてくださいね。