この色、マナー的に大丈夫?「スーツに合うバッグ」の選び方
スーツに合うビジネスバッグ選びは、なかなか難しいものです。
センスが問われるだけでなく、仕事上の便利さ・快適さにも関わります。
この記事では、自分らしく自由に働く人のためのメンズビジネスバッグのECショップ「TRANSIC」の商品MDである私、小寺が商品企画の立場から、ビジネスマナーをわきまえたスーツに合うバッグの選び方について説明します。
スーツに合うビジネスバッグ3種類とは?
あくまで個人的に言ってしまうと、スーツに格好良いリュックを背負っているビジネスマンを見ると、「うわっ攻めてて格好いいな」と思います。
しかし、このスタイルはかなり難易度が高いのも確かです(一歩間違えると凄くダサくなってしまいます)。
そこで、スーツにも自然に取り入れやすいトートバッグを合わせるコーディネートの仕方を紹介します。
スーツにバッグといえば、「ブリーフケース」が定番
スーツにバッグといえば、「ブリーフケース」が定番です。ブリーフケースは、シンプルな見た目でスマートな印象を与えるため、ビジネスマンにとって重宝するバッグといえます。
書類が入るマチの広さや、仕分けされたポケットなど、ビジネスシーンで活躍できる機能が満載です。
また、手持ちタイプであるため、スーツにシワを作ることもありません。
「普段使いではブリーフケースを使用するけれど、週末や予定があるときだけトートバッグを使用する」という選択も良いでしょう。
ビジネスバッグは、使い込むだけでなく適度に休ませることも大切です。
人気急上昇の「3wayビジネスバッグ」はスーツとの相性抜群
近年需要が増しているのが、3wayビジネスバッグです。3wayビジネスバッグとは、背負う・持つ・掛けるの3つができるバッグのこと。
ブリーフケースとしても、ビジネスリュック、ショルダータイプのビジネスバッグとしても活用できます。
自転車通勤や電車移動が多い人にとって便利なタイプです。
スーツに合わせたい「レザー製のトートバッグ」
「スーツにトートバッグは合うのか」と疑問に思う人もいるでしょう。そこでおすすめなのが、レザー製のトートバッグです。
トートバッグの良さは、ブリーフケースよりも気軽に肩にかけたり、物を出し入れできる機能性。
そして、ビジネスだけでなくモードにもカジュアルにも取り扱うことのできる「ファッションアイテム」として、汎用性が高いことが魅力です。
トートバッグをスーツに合わせるコツは?
トートバッグをスーツに合わせるためにはコツがあります。コツは、持ちやすさ・機能性・ファッション性を生かしつつ、いかにスーツスタイルに自然に溶け込ませるかです。
素材感をスーツとのバランスを合わせる
まずは、素材感とスーツのバランスを合わせましょう。
スーツに一番相性の良い素材は、革(レザー)。
革のような質感を持ったトートバッグは、スーツとの相性バッチリです。
ビジネスマナーをわきまえたバッグの色の選び方
ネイビー系
服とバッグを「1色」に統一させると、グッと合わせやすくなります。
たとえば、ネイビーのスーツであれば同じくネイビーのトートバッグ。
同一でなくても色調を合わせることがポイントです。
黒・グレー系
グレーのスーツに、チャコールグレーやブラックのトートバッグ。
これなら間違いありません。 スーツではなく、素材が同じ(もしくは近い)靴やベルトと、バッグの色を合わせるのも良いでしょう。
シックに黒で合わせるのも素敵。
キャメルなど明るい色もマナー的にOK?
キャメルなどやや明るい色でも、小物同士が合うだけで、ずっとスタイリッシュなイメージになります。
コーディネート上級者は2色使いに挑戦!
TRANSICのバッグの特色といえば、GA204、GB607といった2つの色の組み合わせ。
この2色のうち1色を、服や靴のどこか1色と同じものにするのがおすすめです。
TRANSICのバッグは、トラディショナルでスーツにも合わせやすい2つの色使いにしています。
そのため、革の色と靴やベルトの色を合わせるだけで、ずっとスマートに、でも遊び心が適度に入った印象になります。
しっくりハマりすぎずにもっと遊び心を入れたいときは、バッグだけ色を変えてコーディネートのポイントとするのもアリです。
素材や色以外にも、柄や雰囲気など何かしらの統一感を持たせることで、トートバッグであってもスーツと自然に合わせることができるでしょう。
スーツに合うビジネスバッグ選び、大切な7つのポイント
ビジネスバッグにはさまざまなデザイン・タイプがあるため、どのバッグを購入したら良いか迷ってしまいますよね。
自分が持っているスーツに合うビジネスバッグ選びをするためには、7つのポイントがあります。
仕事のスタイルや使い方にあわせて、どのビジネスバッグを購入するか検討していきましょう。
ここでは、ビジネスバッグ選びの7つのポイントについて解説します。
ポイント1. 通勤着の着こなしでビジネスバッグを選ぶ
ビジネスバッグ選びの際は、通勤するときの格好を意識して検討しましょう。たとえば、スーツならフォーマルでシンプルなデザイン。
オフィスカジュアルなら、個性的なデザインでも良いでしょう。
私服通勤であれば、フォーマルでなく、デザイン性にこだわって選ぶのもおすすめです。
ポイント2. バッグを使うシーンを想定して選ぶ
ビジネスバッグは、どのようなシーンで使うのかを想定してから選びましょう。理由は、ワークスタイルによって、相性の良いビジネスバッグが変わるためです。
たとえば、以下の通り。
・通勤のみビジネスバッグを使う人:電車で邪魔にならないスマートなタイプ、もしくはカジュアルなデザインのもの
・営業職で外出が多い人:機能性を重視し、強度がありながらも軽量なビジネスバッグ
・商談で訪問が多い人:フォーマルなデザインでありながらも、書類の出し入れがしやすい
開口部が大きいタイプがおすすめ
ビジネスバッグ選びでは、まず使うシーンを想定してから、適したデザイン・タイプのものを購入することが大切です。
ポイント3. バッグに収納する物の量でサイズを決める
せっかくビジネスバッグを買うなら、たくさん物が入るタイプが良いと思うかもしれません。もしくは、スマートなデザインを重視したいために、物があまり入らないタイプを選ぶ人もいるでしょう。
バッグ選びにおいて、サイズは重要ポイントです。
いつもバッグに入れているものを整理して、どれくらいの収納が必要か確認しておきましょう。
あわせて、タブレット端末や資料など、バッグに入れる可能性があるものもイメージしておくと安心です。
バッグが極端にスカスカ・パンパンにならないよう、適したサイズを選ぶことが大切です。
ポイント4. 開口部が大きいバッグが使いやすく便利
ビジネスシーンで使うバッグの場合、開口部が大きいものが実用的です。開口部が大きい場合、素早く荷物を出し入れできる上、ひと目でバッグの中身を確認できるためです。
ビジネスバッグのなかでも、おすすめなのはトートバッグ。
トートバッグは開口部が大きいぶん使い勝手が良く、カジュアルにもフォーマルにも対応可能で、ビジネスマンの間で人気を集めています。
PCやタブレットを携帯する人に向けて、専用のスリーブがついたトートバッグも増えてきているため、トートバッグの需要はさらに高まることでしょう。
ポイント5. トートバッグは開口部のファスナーを確認
トートバッグは、開口部が大きいために出し入れがしやすく、使いやすいところが魅力です。ただ、バッグの中身が出やすい・雨風で荷物が濡れる可能性などの心配があります。
そこで重要なのが、開口部のファスナーです。
荷物を雨風から守りたい場合は、開口部にファスナーがついているタイプを選びましょう。
あわせて、ファスナーの金具がスムーズに開けられるかどうか、確認することもポイントです。
YKKなど、信頼度が高いメーカーのものが使用されているか、細かくチェックしてみてください。
ポイント6. 底マチがある自立するタイプのバッグ
ビジネスバッグは、自立するタイプが便利です。底に丈夫なマチがあり、へたらない素材が使用されているか確認しましょう。
レザーの中でもしっかりとした素材かどうか、ナイロン素材であれば補強具合をチェックして、しっかりとしたものを選ぶことが大切です。
ポイント7. ビジネスバッグの価格
ビジネスバッグを選択する上で、予算をあらかじめ決めておくと選択肢を絞りやすくなります。若手の新入社員であれば、1~3万円を相場として検討すると良いでしょう。
管理職などのベテランビジネスマンとなれば、5~10万円を目安に購入することをおすすめします。
年齢や年収を考慮しながら予算を決めて、自分に合ったビジネスバッグを探してみてください。
スーツと使用シーンに合わせたビジネスバッグを
ビジネスシーンで使用できるバッグには、さまざまなタイプがあります。
なかでもおすすめなのが、トートバッグです。
この記事では、ビジネスにトートバッグを取り入れるための方法を紹介しました。
ポイントは以下です。
・素材感をスーツとのバランスを合わせる
・服とバッグを1色に統一する
使用シーンにあわせて、自分に合ったビジネスバッグ選びをすることが大切です。
ポイントをおさえながら、スーツとビジネスバッグの組み合わせを楽しんでみてください。
ビジネスバッグの選び方についてもっと知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
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