August 06, 2021アドバイス
【ビジネスマナー・身だしなみ編】ポイントを押さえたチェックリスト
- 社会人としての「身だしなみの基準」がよく分からない。
- ビジネスマンとしての、服装を決めるときのポイントが分からず、いつも悩んでしまう。
- ビジネスとプライベートの身だしなみの境界線がよくわからない。
近年は、クールビズ・ウォームビズなどの働く側の過ごしやすさや働きやすさを配慮した考えが推奨されるようになりました。
その一方で、「職場へ、このような軽装でいいのだろうか」と悩む方も増えています。
今回は、身だしなみの基本として「身だしなみが大切な理由」をお伝えし、男女別の身だしなみ基準とチェックリストを紹介します。
さらに、身だしなみによってビジネスが円滑に進む思考法なども解説したいと思います。
【ビジネスマナーの基本】身だしなみが大切な理由
ビジネスマナー上の身だしなみが大切な理由は、主に以下の5点となります。
- 第一印象となる
- 自分を強くする
- 好印象は見た目から
- 身だしなみはエチケット
- 身だしなみはビジネス要素のひとつ
ビジネスマナー|第一印象となる
ビジネスマナーに限りませんが、人は第一印象でその人を判断してしまう傾向があります。とは言っても第一印象だけでは「仕事が出来るかどうか」や「自分と相性がいいのかどうか」は見た目では分かりません。
初対面で、相手の人柄まで知ることは難しいものですし、ビジネス上の付き合いはプライベートでも付き合うような深い仲に発展する可能性も低いため見た目がとても重要とされています。
初対面の印象は、覆すことが難しいため、
- 取引を成功させたい
- 第一印象で好印象を持ってもらいたい
- 良い印象と雰囲気で今後の取引に繋げたい
- ビジネスを円滑に進めたい
身だしなみひとつでそれほど「第一印象が変わる」「第一印象は大切である」ということを忘れないようにしましょう。
ビジネスマナー|自分を強くする
また、身だしなみと関係ないように思えますが身だしなみを整えることで自身の緊張感や不安感を取り払い、自分を強くすることも出来ます。みなさんは、緊張するあまり上手くプレゼン出来なかったり、普段の自分を発揮出来なかったという経験はありませんか。
初対面の取引先の方と会うときや、大勢の前でのプレゼン・重要な取引は、どんなに経験を重ね慣れていたとしてもプレッシャーがかかるものです。
そんな重圧感や緊張感を取り払うために「身だしなみ」の力を借りましょう。
身だしなみを整え、いつもと違うシャキッとした自分を見ると自信が湧いてきます。
人は自信を持つだけで、身なりに応じた対応を堂々とすることが出来ます。
このように身だしなみには、周囲に与える影響力と自分自身を強くしてくれる力の両方を持ち合わせています。
毎朝、身だしなみを整えることで、「今日は仕事へ行きたくないな」と感じるネガティブな気持ちから「やっぱり頑張ろう」と思う気持ちの切り替えポイントにもなり「オンとオフ」を分けて行動できるようにもなります。
ビジネスマンとして「身だしなみ」の力を利用しない手はありませんね。
身だしなみの力を借りて、強くなりましょう。
ビジネスマナー|好印象は見た目から
人は見た目で判断するべきではありませんが、実のところビジネスにおける好印象は見た目ファーストとなる場合も多いものです。ビジネス上の「好印象」を与える人の多くに共通して言えることがあります。
それは、主に以下の2点であると考えることができます。
- 装い
- ふるまい
ビジネス上での装いは、自分が華やかに見えるか目立って見えるかどうかといった「個性重視」ではなく、相手に仕事をする上で清潔感や爽やかさを与える「他者目線」を意識するようにしましょう。
ふるまいは、装いや周囲の環境にともなって自然と身についていきます。
装いを「他者目線」に切り替えることで、ビジネスシーンではぐんと好印象に繋がります。
「好印象は見た目から」ということも、忘れないようにしてくださいね。
ビジネスマナー|身だしなみはエチケット
ビジネスの世界では、身だしなみはエチケットです。おしゃれをするのは自分のためですが、身だしなみは他人に対する配慮です。
日頃から髪型や爪といった自分自身のメンテナンスや、身につけるもの全て(服や靴・ハンカチ・バッグなど)にも気を配るようにしましょう。
とはいえ、高価なものを使ってケアをしたりする必要はありません。
きちんと整えた自分となれるように配慮したいですね。
また、「慣れ感」という部分も定期的に見つめ直しましょう。
毎日顔を合わせる同僚や上司への、身だしなみは時間と共にないがしろにされがちです。
どんなにビジネススキルが高くても、身だしなみひとつで「一緒に仕事をしたくない」といった印象を与えてしまうと、信頼を取り戻すには時間がかかりますし、関係性としてとてももったいないことです。
毎日顔を合わせるからこそ「相手に不快感を与えない自分」となる努力も必要です。
円滑に仕事を勧めるためには、外せない条件でしょう。
身だしなみはエチケットであることも忘れないようにしてくださいね。
ビジネスマナー|身だしなみはビジネス要素のひとつ
身だしなみは、ビジネス要素のひとつです。上述した4つをまとめると身だしなみは、
- 第一印象
- 自分を強くする
- 好印象
- エチケット
特に営業職や外部との取り引きの多い人、サービス業の方々にとっては、最重要視したいことのひとつです。
反対を言えば、身だしなみひとつで
- 第一印象が下がる
- 自分に自信がなくなる
- 悪い印象を与える
- エチケットがなっていない
身だしなみは「ビジネス要素」のひとつなのです。
【男性編】「身だしなみ基準」と「身だしなみチェックリスト」
ここでは男性に特化した、ビジネスマナー上の以下2点を解説します。- 男性の身だしなみ基準
- 男性の身だしなみチェックリスト
男性の身だしなみ基準「清潔感ある見た目と行動」
男性の身だしなみ基準は「清潔感ある見た目と行動」です。クールビズ・ウォームビズなどの社会背景もありビジネスシーンで服装や持ち物のカジュアル化が浸透し、フォーマルの定義が変わりつつあります。
職場での服装について、規定が緩和している企業も増えています。
しかし、フォーマルスタイルであってもカジュアルスタイルであっても、ビジネスシーンにおいては「清潔感」と装いにともなった「行動」が大切です。
近年は、男性用のスキンケア・ヘアケア商品や、抗菌・汗ジミ対策のされているビジネスウェアなどの需要も高まっています。
装いを整える習慣がつくと、周囲に対する行動も「丁寧な配慮・気配り」として大きく変化します。
チェックリストを準備したのでぜひ活用してみてください。
身だしなみチェックリスト【男性】
髪 |
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顔 |
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口元 |
|
服装 |
|
足元 |
|
その他 |
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【女性編】「身だしなみ基準」と「身だしなみチェックリスト」
次に女性に特化した、ビジネスマナー上の以下2点を解説します。
- 女性の身だしなみ基準
- 女性の身だしなみチェックリスト
女性の身だしなみ基準「上品さを感じる見た目としぐさ」
女性の身だしなみ基準は「上品さを感じる見た目としぐさ」です。男性と同じく、女性のビジネスシーンでも服装や持ち物のカジュアル化が浸透したために、ビジネスウェアの定義は変容し続けています。
若い世代の女性は、まつ毛のエクステンションやカラーコンタクトが「あたりまえのもの」として浸透しています。
女性のファッショントレンドの動向速度は目を見張るものがありますし、主流や常識が変わるのは否めません。
しかし、ビジネスシーンにおいては「上品」であることも常に意識しましょう。
ファッションは女性の心を動かします。
パーティーに出向くような過剰な華やかさで身を纏うと「しぐさ」もビジネス対応とはミスマッチになってしまいがちです。
職場は仕事に取り組む場であるということを忘れず、仕事に対するモチベーションをあげてくれる身だしなみに整える「上品」なものを選ぶようにしましょう。
身だしなみチェックリスト【女性】
髪 |
|
メイク |
|
服装 |
|
足元 |
|
ストッキング |
|
アクセサリー |
|
その他 |
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日頃から意識したい|身だしなみによって、ビジネスを円滑に進める思考
ビジネスを円滑に進めるためには「身だしなみがどれくらい大切なのか」をもう少し深く考えてみましょう。身だしなみに焦点を当てて考えると、ビジネスシーンで周囲は「あなたの個性」より「あなたのビジネス態度・対応」を見ています。
学生などと違い社会人は、仕事における「過程」よりも「結果」が重視されます。
しかし、その過程を誰と取り組みたいのか、どこの企業と手を組み・取引をしたいのかを決めるのは、その企業や人の「見た目」も多きな要因のひとつとなります。
何度も上述しましたが、ビジネスシーンでは「第一印象」はとても大切です。
「最初の印象が好印象だった」という理由ひとつで、取引に繋がったり、その後も仕事が円滑に運ぶことができる可能性が高いからです。
ビジネスにおける身だしなみは「仕事をする上での、一番最初のプレゼンテーション」とも言えますね。
このように書くと「身だしなみ」に慎重になってしまいますが、実は以下の2点を覚えておけば毎日シンプルに「身だしなみ」と向き合えるようになりますよ。
- 外見を整えることは内面を変えることより簡単
- 鏡でチェック|自分の姿を見直す癖をつける
外見を整えることは内面を変えることより簡単
「さっきの対応で良かったのかな」「不快感を与えていなかっただろうか」
社会人として働いていると「周囲の反応」や「他人から見える自分」がどうしても気になってしまいがちです。
「職場の顔」「職場の一員」として、言葉遣いや気遣いも、もちろん大切です。
しかし、まず一番最初に目に留まるのは外見です。
そのときに大切なのがやはり「身だしなみ」。
服装やヘアスタイルといった身だしなみが周囲に与える影響は自分で思うより多大です。
外見を整えることは、内面を変えることよりとても簡単です。
内面を変えていくのは時間がかかりますが、外見を綺麗に整えるのはスキルもほとんど必要ありません。
身だしなみを意識すれば、自然と見た目だけで良い印象を周囲に与えることが出来ます。
これは、言葉遣いや気遣いよりもずっと簡単なことでしょう。
鏡でチェック|自分の姿を見直す癖をつける
2つ目は、日頃から鏡で自分の姿を見直す習慣を身につけましょう。みなさんは、ふとガラス越しに移った自分の姿勢や表情を見て、少し残念に感じたことはありませんか。
想像よりも猫背だったり、頬が下がって疲れた顔だったりして驚いた経験もあるのではないでしょうか。
これは、他人のことは気になるのだけれど、自分の容姿については意識していないために起こりうる現象です。
自分の「身だしなみ」というのは、全身を鏡に映してチェックしないと気付くことが出来ない点が多いものです。
鏡で自分の姿を見る習慣がつくと「良い表情」「良い姿勢」を意識するようになります。
鏡を頻繁に見る機会がない方は、家を出るときに家族にチェックして貰ったり、職場で気心が知れた同僚と互いに身だしなみについてチェックする癖をつけるといいですよ。
その習慣が「見られている」という意識づけにも繋がりますし、自分自身の意識変化にも繋げることが出来ます。
まとめ:【ビジネスマナー・身だしなみ編】ポイントを押さえたチェックリスト
今回は、身だしなみに関するビジネスマナーを紹介してまいりました。【ビジネスマナーの基本】
身だしなみが大切な理由は以下の4点を紹介いたしました。
- 第一印象となる
- 好印象は見た目から
- 身だしなみはエチケット
- 身だしなみはビジネス要素のひとつ
- 男性…清潔感のある見た目と行動
- 女性…上品さを感じる見た目としぐさ
- 外見を整えることは内面を変えることより簡単
- 鏡でチェック|自分の姿を見直す癖をつける
平日の5日間「身だしなみ」に気を付けるという習慣が、休日の2日間の人柄を変えていく場合もあります。
是非気にかけてみてくださいね!