TPOにあった腕時計を探すには?
ビジネスマンにとって不可欠なアイテムの一つ、腕時計。
一言に腕時計といっても、機能・価格・ブランド共に様々なものがあります。
特に腕時計は、ビジネスバッグ・靴・ベルト・革小物などの他ビジネスアイテムに比べ、価格の振り幅が大きいアイテムです。
1000円で売っている手軽で安いチープなものから、何百万円もする高額なものまで。
雲上ブランドなどの良い物になると、価格も名の通り天井知らずになります。
そんなアイテムですので選択肢も多岐にわたり、なにが自分に合って、どれがスーツに合うかわからなくなってしまうことも。
また、「とりあえず高いのを買っておけばOK」というものでもなく、腕時計も時と場合による「TPO」があります。
今回は、迷ってしまう腕時計の選び方のポイント、TPOに合わせた選び方などをご紹介していきます。
腕時計を選ぶ上での3つのポイント
ビジネスウォッチを選ぶ時に意外と起こってしまう「選択ミス」
そんな選択ミスを避けるため、腕時計のチョイスで知っておきたい3つのポイントをご紹介します。
ビジネスウォッチはデジタルではなくアナログを
まず、ビジネスシーンで使う腕時計はアナログタイプを選びましょう。
当たり前!という人にとっては当たり前の事なのですが、意外と最近の若い方で知らない人は多いです。
一時期、CASIOの「データバンク」が若者の間で流行った時は、スーツスタイルにも関わらず多くの新社会人がデジタル時計をつけていました。
オーソドックスでスタンダードなフォルムなので一見ビジネス兼用だと思うかもしれませんが、スーツを着るような業界ではやはり相応しくありません。
また、近年はオフィスカジュアルOKの会社が増えたことや、Apple Watchといった機能の多いウェアラブル端末などの台頭により、オフィスでもデジタル腕時計を付けている人は減っています。
ですが、人によっては稚拙な印象を与えかねませんので、デジタル腕時計はなるべくプライベートか、カジュアルな場で使用するようにしましょう。
正装には革ベルトを選ぶ
正装で臨むフォーマルな場では革ベルトを選びましょう。
一見、メタルベルトより革ベルトの方がくだけたイメージを受けがちですが実は逆で、腕時計のベルトはメタルではなく革のほうがフォーマルなのです。
意外と知られていないですが、正装の際は黒革ベルトの腕時計がマナーですので、オフィシャルな場では革ベルトの腕時計を心がけましょう。
ビジネス用腕時計は黒革・白無地盤・三針時計
もし仕事で使う腕時計の選択に迷ったら、「黒革・白無地盤・三針時計」のものを選べば間違いありません。
黒革とは腕時計のベルト部分を差します。
他にもメタルやラバーや布製のものなど、種類は色々ありますが、フォーマルな場所ほど黒の革ベルトが好まれます。
盤とは、時計のメインになる板のことです。
ここも様々なカラーや装飾、デザインが施されていますが、白と無地のものが一番ビジネスシーンに適していますので、迷ったらシンプルなものをチョイスしましょう。
三針時計というのは、長針・短針・秒針の三つからなる時計の事を指します。
この針も秒針がなかったり細かったり太かったりと様々なデザインがありますが、バーと呼ばれる最もオーソドックスなものを選べば問題ないです。
覚えておくべき?腕時計の意外なマナー
腕時計の選び方のポイントで基本的なマナーに触れましたが、知っておいたほうが良いかもしれないちょっと変わったマナーもご紹介します。
お葬式で革ベルトはNG?
実はお葬式では革ベルトがふさわしくないと言われています。
殺生禁止区域のお寺に獣の革を持ち込んではいけない、というのが理由です。
そういった風潮も少なからずあるので、お葬式やお参りでお寺を訪れるときはメタルや布ベルトなどを選ぶと良いかもしれません。
結婚式に時計はしない?
結婚式などのお祝いの場所では、そもそも腕時計をつけないほうが良いとされています。
お祝いの席で時間を気にすることはマナー違反であり、相手に失礼だという理由があります。
また、花嫁以外白は着てはいけないという理由と同じように、目立ってしまう金属ベルトもあまり相応しくないとされています。
上記のようなマナーもありますが、実際は両方そこまで気を使う必要はなく、結婚式に腕時計をして行っても特に問題はありません。
ですが腕時計にもマナーはあり、TPOにあった腕時計をしているかいないかで見方も変わるので、参考にしてみて下さい。