無意識に縛られている“仕事観”

お盆が終わるともう年末よ、と姑から言われ、そんなバカな!まだ1年の三分の一がまだ残ってるのに、と思ったのは10数年前。

ここ数年は、「おっしゃる通り」と思うようになりました。
そのくらい時の流れの速さを感じる今日このごろです。

さて、今回は無意識に縛られている仕事観”についてお話ししたいと思います。
このテーマを皆さんにもお知らせしようと思ったきっかけは、冒頭にも出てきた姑からの1通のメッセージでした。


世代で異なる固定概念

オフィスで女性がパソコンに向かい仕事をしている“どうしても話したいことがあるから、時間のある時連絡ください。”

姑からこのようなメッセージをもらい、早速連絡をしたら、どうしても私に出したい謎々がある、とのこと。
ちょっとズッコケましたが、そうまでして出したい謎々とはどんな謎々なのか、どれだけ難しい謎々なのか、注意深く姑の問いを聞くことにしました。
ここからは、皆さんも一緒にお考えください。

ある時、お父さんと息子が交通事故に遭いました。
ひどい事故で、お父さんと息子は救急車でそれぞれ別の病院に運ばれました
息子が運ばれた病院では、外科の先生が、その子供を見て、「これは私の息子です」と言いました。

なぜ、その外科の先生は、その子供をみて自分の息子と言ったのでしょうか。

姑はこの問題を新聞で読んだのですが、答えがわからなかったそうです。
周りにも数人出題したけれど、誰も正解を答えられなかった、と。

もしかして、養子に出した息子とか、昔病院で取り違えられた、とか思っていませんか?違いますよ〜。

謎々とは大抵、答えはとても簡単なことで、どれだけ自分が固定概念に縛られており、その中で物事を捉えているか、考えているか、ということがわかることが多く、少し視点を変えると答えが出てくるものですね。
この問題もまさにその類のものなのですが、一つ違う点があるように感じます。

実は、私は姑の問いの最後の〜でしょうか”のか”の文字を言い終わるか終わらないかの瞬間に答えを言うことができました。

一方で特に姑世代の人は全く答えられない。(私の母にも試しましたが、上記のような答えでした。。)
この違いの背景に、時代の変化を感じました。


大きく変化した女性の働く環境

階段を歩くハイヒールを履いた女性の足元ここから答えの説明に入ります。

答えは、その外科の先生は、息子のお母さんだった”

自分の子供を息子”と呼べるのは、その子供のお父さんとお母さんだけです。
お父さんは事故で別の病院に運ばれているので、息子と読んだのはお母さん”だったわけですね。

外科医という職業からなんとなく“男性”を想像して、息子と言ったのはお父さん”と思っていませんか?

姑の時代は、外科医といえば男性で、女性の外科医はみたことがなかったそうです。
しかし今、時は2020年を超え、女性の外科医は当たり前に社会で活躍しています。

私が今夢中になって見ている医療ドラマでは、鬼神と呼ばれる脳外科医は女性で、外科にも女医さんがいます(その脳外科医の同期残り5人の医者はみんな男性ですが…)。

テレビドラマでも女医さんは当たり前に描かれるようになりました。
私の場合はその影響もあって、この問題を聞いた時フラットに考えられたのかもしれないですが、この時代が当たり前のもっと若い世代には、簡単に答えが出てくるのかもしれません。

専業主婦が当たり前だった姑の時代から大きく変化した女性の働く環境
姑も時代の変化を意識したようでした。

その一方、この問題は10人いたら1人答えられるかというほど難しいのに、そんな簡単に答えてしまってガッカリだわ!と姑に言われ、電話で話したいって言うからどんなに難しい謎々かと思えば、まさかこんな簡単な答えにガッカリだよ!と言い返した小寺でした。