キャンバス地のバッグが欲しい!購入前に知りたい特徴と選び方のポイント

ナチュラルさが魅力で、ひとつは持っていたいキャンバス地のバッグ。
オフの日はもちろん、ビジネスシーンにも合うデザインのものもあり魅力的ですね。

しかし、汚れやすさなど気になる点もあり、購入を迷っているという人もいるかもしれません。
この記事では、キャンバス地のバッグを買う前に知っておきたい情報をまとめています。

キャンバス地のバッグってどこがいいの?
こんな扱いはダメというNG行為は?
キャンバス地のバッグを選ぶ時は、何に気をつけたらいい?
簡単に洗えるの?

といった疑問をお持ちの方はぜひご一読ください。

キャンバス地バッグのいろいろ

キャンバス地のバッグには、すべてがキャンバス地で作られているシンプルなものから、他の素材とのコンビネーションで洗練された印象を与えているものまでいろいろあります。

キャンバス地とは?

そもそもキャンバス地とはどういうものでしょう?

キャンバス地は、船の帆として使われたのが始まりの丈夫な生地で、帆布(はんぷ)とも呼ばれています。
生地の厚さによって番号がつけられているのも特徴です。

一般には、綿・麻・リネンなど、100%天然の素材を使って平織りされた厚手の生地をキャンバス地と言います。
しかし、最近ではポリエステルやビニロン、アクリルなどで平織されたものも、ポリエステル・キャンバス、ビニロン・キャンバスなどと呼ぶようです。

キャンバス地はその頑丈さや水を通しにくい性質から、カバンや靴によく使われています。

メインはキャンバストート

キャンバス地のバッグとして、一番に思い浮かべるのはキャンバス地のトートバッグ
白や生成りのパリッとしたキャンバストートは使いやすいだけでなく、ファッションのアイテムとしても優秀で、とても人気があります。

日常的にキャンバス地のナチュラルな風合いを楽しむには、通学やショッピングバッグ・エコバッグ、マザーズバッグとして使うといいですね。

その他のキャンバスバッグ

しかし、もちろんキャンバス地のバッグはキャンバストートだけではありません。
ダッフルバッグなどのアウトドア用バッグでは、キャンバス地のエイジングも味わいとなるでしょう。

キャンバス地の丈夫さを最大限活用できるものとしては、ボストンバッグやドラムバッグ、リュックサックもありますね。
その他、カジュアルな装いにあうボディバッグやウエストバッグ、バケットバッグなどもあります。

また、キャンバス地の質感を活かしながら、革などの別素材を同時に取り入れることで、存在感をアピールしているアイテムもあります。



キャンバス地のブリーフケースも、持ち手や底部分に革を用いれば、ラフな印象が一気にビジネスシーンに馴染む洗練された印象になります。

キャンバス地バッグのメリット

このようにキャンバス地バッグにはいろいろな種類があります。
では、他の素材ではなくキャンバス地バッグならではの魅力とは何でしょうか?

丈夫で使いやすい

一番の魅力は、キャンバス生地で作られたバッグは丈夫であるということ。

重いものを入れても、尖ったものをいれても、簡単に破れたりほつれたりすることはありません。
大容量バッグにキャンバス地が使われるのもうなずけますね。

摩擦にも強く耐久性の高いキャンバス地バッグは、入れるものを選びません。
引っ掻いてしまっても傷にならないので、扱いに気をつける必要もなく、とても使い勝手がよいと言えるでしょう。

水を通しにくい

キャンバス地は布なので、雨に濡れたらバッグの中身も濡らしてしまうのでは、と気になる人もいるでしょう。
しかし、キャンバス地は水を通しにくいのが特徴です。

より糸が水分を吸収し目を詰まらせるので、バッグの中には水を通さないのです。
そんな特徴を活かして、昔は氷屋さんが氷を配達するのにも使われていました。

今では、バッグだけでなくテントやエプロン、スニーカーなどにも利用されていますね。

天然素材の風合いが楽しめる

また、コットンや麻、リネンという天然素材で作られているので、ナチュラルで素朴な味わいが楽しめます。
さらに経年変化が楽しめ、長く愛用できるのも魅力です。

使えば使うほど馴染んでくる革のバッグのように、キャンバスバッグの色合いも自然に変化し、生地もしなやかさを増していきます。

カラーのキャンバス地は少しずつ色褪せするのが一般ですが、草木染めのキャンバスバッグは使うほどに色が濃くなり素敵です。

どんなコーディネイトにも合わせやすい

キャンバス地のバッグは気取らないので、カジュアルなファッションにぴったり。
逆に、かっちりした服装や秋冬の重めのコーディネートにも、程よいヌケ感や軽さをプラスしてくれ、オシャレに見せてくれます。

どんなコーディネートにも合わせやすいシンプルなキャンバスバッグは、ひとつあると重宝しますね。

様々な用途に使われる

使い道が多いのも、キャンバス地バッグの魅力ではないでしょうか?

買い物・通学・通勤・レッスン・アウトドア・スポーツ・旅行と様々な用途に使われています。
やはり、丈夫さとファッションへの取り入れやすさがその理由であるようです。

キャンバス地バッグのデメリット

次は逆に、キャンバス地バッグのデメリットについて、考えてみましょう。

汚れやすい

コットンや麻、リネンが素材のキャンバスバッグは、汚れやすいのが欠点です。
表面加工やコーティングのない場合、水分も汚れもホコリも糸の中に吸収して閉じ込めてしまいます。

ナイロンやビニール素材なら、サッと拭き取るだけで汚れを落とせるのですが、キャンバス地は濡れた布などで汚れをたたき出したり、洗濯して落とさなければいけません。

ついつい手入れをおろそかにしてしまうため、汚れやすい印象となってしまうのです。

洗濯を繰り返すとくたびれた印象になる

頻繁に洗濯をすれば清潔に保てますが、あまり洗濯を繰り返すと、今度はパラフィン加工や糊付けがとれて、生地が柔らかくなってしまいます。

これも経年変化として楽しむこともできますが、パリッとした生地のまま使い続けたい場合、困ってしまいますね。

そういう人は日常的に手入れをし、汚れた部分だけ洗い落とすなどして、できるだけ丸洗いをしないように心がけましょう。

自宅で糊付けをする方法についても、後でご紹介しますので参考にしてください。

洗濯できないものもある

毎日通学に使う人も多いキャンバスバッグ。
汚れたら簡単に洗濯できるから、という理由で選んでいる人も多いでしょう。

でも、革などの素材が使われているものや、色落ち・プリント剥がれが心配なものには、丸洗い不可となっているキャンバスバッグも多くあります。

生地が厚いと重い

生地の厚みが魅力のキャンバス地ですが、丈夫であるほど厚みも増し、同時に重さも増します

小さな子供には使いにくいこともあるかもしれません。

デニムなどの色が移りやすい

ホワイトやアイボリー、生成りが多いキャンバス地バッグは、ジーンズに合わせることも多いですね。

しかし、摩擦によってデニムの色が色移りしやすく、青くなってしまうことも多くあります。

キャンバス地バッグの選び方のポイント

キャンバス地バッグを選ぶ時には、形・生地の厚さ・色・大きさ・収納力・洗濯可能かどうかなどのポイントを押さえることが大切です。

形で選ぶ

冒頭でも触れたように、キャンバス地のバッグには様々な形があります。
一番人気のトートバッグのほかにも、リュックサック・ボストンバッグ・ポシェット・バケットバッグ・ウエストポーチ・メッセンジャーバッグ・ボディバッグ・ブリーフケースなどいろいろです。

キャンバス地のみで作られたものだけでなく、以下のリュックのように一部分だけキャンバス地を取り入れて、オンオフで活躍できるモダンなデザインとなっているものもありますよ。




生地の厚さで選ぶ

生地の厚さで耐久性が変わってくるので、丈夫さを求める場合は生地の厚さに注目して選ぶとよいでしょう。

一般にキャンバスバッグとされるものは10~24オンス前後、帆布号数では11号~4号があり、オンスは数字が大きいほど、帆布号数は数字が小さいほど重く、厚く、丈夫となります。

また、少し厚めのコットンバッグのような柔らかさが欲しい場合は、ライトキャンバスと呼ばれる6~8オンス前後の生地がおすすめです。

色で選ぶ

キャンバス地バッグは白だけでなくカラーバリエーションも豊富です。
汚れが気になる方は、薄い色を避け濃い色にするなど、お好みの色でバッグを選ぶのもいいですね。

選び方としては、手持ちの洋服に合う色を選んだり、ファッションのアクセントになる色を選ぶのがポイントです。




大きさ・マチの広さで選ぶ

キャンバストートには、大容量の大型トートから、お弁当用のミニトートまで、様々なサイズのものがあります。

また、トートバッグ選びでは、マチの広さも重要なポイント
大きいけれどもマチのないトートより、小さく見えてもマチが広いトートの方がたくさん収納できる場合もあります。

また、マチのあるものは底板が入っていて自立するものも多く、使いやすいです。
大きすぎず小さすぎず、用途に合わせたぴったりサイズのものを選びましょう。

収納力で選ぶ 

何でも入れられるキャンバスバッグは便利とは言え、バッグの中がぐちゃぐちゃなのは嫌という人も多いのではないでしょうか。

そういう人は、フロントやサイド、内側に収納ポケットが多くついているものや、パソコン用やペットボトル用の仕切りのあるものを選ぶとよいでしょう。

洗濯のしやすさで選ぶ

また、日常使いがしたいなら、簡単に洗濯できるかどうかも重要なポイントです。
本革が持ち手や底、ポケット部分に使われているバッグも多いですが、丸洗いは不可なことが多いので要チェックです。

キャンバス地バッグの扱い方と注意点

丸洗いができないバッグでも、キャンバス地の特徴を知って日常的にお手入れをすれば、汚れも怖くはありません。
ここではキャンバス地のバッグの扱い方や注意点を紹介します。

日常的にお手入れする

キャンバス地は糸がより合わさって織られているので、ホコリや汚れをためやすい性質があります。

日常的にブラッシング、もしくは乾いた布で乾拭きしてホコリを落とし、中身を出して風通しの良いところにかけておくことが大切です。
またその時に気がついた汚れやシミはすぐに落とすようにしましょう。

防水スプレーも、水分や汚れからバッグを守ってくれるので積極的に利用するのが吉です。

湿気に気をつける

水分や湿気を吸収しやすいのもキャンバス地の特徴です。

湿気の多いところや、濡れたままで長時間放置しておくと、カビが生えることもあります。
湿ったら風通しのよいところでしっかり乾燥させるようにしましょう。

長期保管する前に必ず洗濯する

バッグは、見た目にはきれいでも、実際は目に見えない汚れが潜んでいることも多くあります。
汚れたまま保管すると、シミやカビの原因となってしまうので注意が必要です。

キャンバス地は生地が厚く、手洗いでの洗濯を億劫に感じてしまうこともあるかもしれませんが、長期保管する前には、必ず洗濯してよく乾かすようにしましょう。

自宅で洗濯できない場合はクリーニングに依頼し、保管の際はビニール袋などに入れ込んでしまわず、風通しのよい状態にします。

キャンバス地バッグの洗濯と糊付け

次はキャンバス地バッグの洗濯と糊付けについてです。

部分的に革などの異素材が使われていたり、濃い部分があったりすると、洗濯時に色移りすることがあります。
洗濯表示をきちんと守ることも重要です。

洗えないキャンバスバッグの汚れ落とし

キャンバスバッグの洗濯表示を見て、手洗い不可となっているものは、部分的に汚れを落とします。

ぬるま湯で薄めた中性洗剤を布に含ませ、汚れ部分をたたくようにして拭き取っていきます
汚れが落ちたら、固く絞った布で洗剤を取るように水拭きして終了です。

鉛筆の跡やちょっとした黒ずみなら、消しゴムでこすることで落とせる場合もあります。
また、黄ばみやカビの場合の対処法については、以下の記事をご参照ください。

◆なんとかしたいキャンバス地の黄ばみ!原因や効果的な落とし方を紹介
◆キャンバス地にカビ発見!白カビ・黒カビの除去、カビのシミ取りについて

丸洗いできるキャンバスバッグの洗い方

丸洗いできるキャンバスバッグでも、色あせや型崩れを避けるためにできれば丸洗いはしない方がよいです。

それでもどうしても洗いたい場合は、ぬるま湯に中性洗剤を入れ、やさしく押し洗いをして汚れを落とすようにしましょう。
落ちにくい汚れはブラシで軽くこするとより取りやすくなります。

洗剤が残っていると黄ばみの原因にもなりますので、すすぎは十分に行いましょう。
洗濯後はシワにならないように軽く絞り、乾いたタオルで余分な水分を拭き取ってから形を整えて陰干しをします。

くったりしたキャンバス地の糊付け方法

キャンバス地は何度も洗濯を繰り返すと糊付け加工がとれて、張りのないくったりした生地になってしまいます。
もう一度パリッとさせたい場合、洗濯用の糊を使って糊付けをします。

洗濯後、水に溶いた糊に1分ほどキャンバスバッグを浸します。
水と糊の分量はラベルに記載されていますが、キャンバス地の糊付けには規定量の5倍ぐらいの糊を加えます

糊のついたバッグは、絞らずそのまま干して乾かします。
乾いたら好みでアイロンを使うことで、シワのない購入したてのようなパリッとしたバッグに戻ります。

キャンバス地バッグのクリーニングと修理

このように、自分で洗濯や糊付けが可能なキャンバスバッグもありますが、自分には手に負えない場合もありますよね。
そういう場合は、ぜひクリーニングや修理店を頼ってみましょう。

クリーニング・鞄修理に依頼するのはこういう時

以下のような場合には、キャンバス生地を取り扱っているクリーニング店や、鞄専門の修理店などに相談してみましょう。

・キャンバスバッグが手洗い不可の場合
シミ・黄ばみ・カビが自分では取り切れない場合
色移りや変色があった場合
高級キャンバスバッグの場合

特殊な漂白や染色技術のあるクリーニング店・修理店なら、諦めていたバッグの洗濯も修復も可能な場合がありますよ。

クリーニング料金と期間

気になるキャンバスバッグのクリーニング料金・修復料金の相場は以下のようになっています。

<キャンバス地のみの場合>
・クリーニング - 9,000円~16,000円
・ブランド品クリーニング - 14,000円~20,000円
・クリーニング+染み抜き・色調整 - 14,000円~29,000円
・ブランド品クリーニング+染み抜き・色調整 - 19,000円~30,000円

<キャンバス地+革の場合>
・クリーニング - 13,000円~18,000円
・ブランド品クリーニング - 16,000円~
・クリーニング+染み抜き・色調整 - 17,000円~
・ブランド品クリーニング+染み抜き・色調整 - 21,800円~

その他、撥水加工・カビ取り・消臭加工・リカラーなどをオプションとして提供しているところもあります。
料金はそれぞれ約2,000円~となっています。

クリーニング期間は一般的に3~5週間です。

まとめ

キャンバスバッグにはキャンバストートを筆頭にいろんな種類があります。

丈夫で水を通しにくく、天然素材の風合いがありながらコーディネイトもしやすいキャンバスバッグはとても重宝しますが、汚れやすいのに洗濯できないものがあったり、洗濯によって糊付けがとれてしまうといった欠点もあります。

しかし、日常的な手入れや、部分的な汚れ落としで長く愛用できるアイテムです。

形や厚さ、色や大きさ、収納力や洗濯のしやすさを選ぶポイントとして、自分の用途にふさわしいキャンバスバッグを選んでみてくださいね。