ビジネスバッグの選び方[革素材篇]
ビジネスバッグを選ぶにあたって、悩みどころなのが素材ではないでしょうか。
ナイロン素材だと子供っぽくなってしまうのか?新入社員なのに本革でも大丈夫なのか?などなど。
初めてのビジネスバッグ選びだと色々心配もあると思いますが、ビジネスバッグで主に選ばれる素材は、レザー、フェイクレザー、ナイロンの3種ですので、この3種を選んでおけばまず間違いはありません。
ですが、それぞれに利便性・メンテナンス性などあり、扱いやすさも異なるので、自分のビジネスバッグを選ぶにあたってそれぞれの素材の特長はしっかり把握しておいたほうが良いでしょう。
今回は、悩みやすいビジネスバッグの素材に対する基礎知識を解説します。
ビジネスバッグの各種素材
レザー
まず、ビジネスマンたるもの一つは持っておきたいビジネスバッグの素材が「レザー」
オーソドックスなブリーフケースや、カジュアル寄りのビジネストート、重厚感ある渋いダレスバックなどなど、どんなタイプのビジネスバッグを選ぼうと、レザーを選択しておくと一気に「出来る男」感が増します。
とにかく、本革はレザーならではの高級感が最大のメリットではないでしょうか。そして、使いこむほどに味わいが増し自分だけのカバンとしての風合いが出るトコロも、ほかのビジネスバッグ素材を圧倒する最大の魅力です。
色で迷った場合、まずは黒のレザーを選択するのが無難で何にでも合わしやすいですが、2つめ3つめのカバンを選ぶビジネスパーソンであればエンジやグリーンなどの少し思い切った色を選ぶのもいいかもしれません。
デメリットをあげるとすれば、水に弱く栄養クリームやクリーナーなどでのメンテナンスが必要なので、ほかの素材と比べると少し維持に手間がかかるところです。
ですが手入れを怠らず大切に使用すると自然と味が出ますので、本革は何よりこだわりを持って愛用したい人におすすめの素材です。
フェイクレザー
レザーより使用している人口が多く人気なのが、フェイクレザー素材のビジネスバッグです。
合皮やPUレザーと呼ばれるフェイクレザーの最大のメリットは、レザーのような高級感を保ちながら、本革より安価で手に入るところではないでしょうか。
さらに、本革より圧倒的にメンテナンスがしやすく、雨にも強いので濡れてもサッと吹くだけで大丈夫なのも嬉しいトコロ。
また、カラーバリエーションが豊富なので、ちょっと色で遊びたい方には本皮よりもおすすめです。
デメリットはやはり本革よりもちが悪く、経年変化によりひび割れなどが起こることでしょう。
モノにもよりますが、数年でだめになってしまうものも多いので、本当に長く使いたいバッグは本革をオススメします。
ナイロン
そして最後に最も手軽で主流なナイロン素材です。
メリットは何と言ってもその豊富な種類。
ビジネスバッグの中で最も主流な素材なので、高価なものから安価なものまで様々な種類のものがあり、軽量で雨に強い機能面や使い勝手の良さが年齢層問わず人気です。
デメリットを上げるとすれば、革素材のものよりこだわりに欠け、素材的にも少々型崩れがし易いところですが、それも特に気にすることはないかもしれません。
様々な革カバン
ビジネスバッグの素材の中でも人気の革鞄。
さらにこだわりを出すために、革の種類をご紹介します。
牛革
まず革の中でも一番オーソドックスな牛革。
そんな牛革の中にもカーフ、キップ、カウ/カルビン、ステア、ブル、などの種類があります。
最も流通量が多く、ポピュラーな牛革素材はステアで、それに次いで代表的なのがカウ/カルビンです。
その他は生後間もない若牛の革が多く、高級な革素材ほど生後間もない牛の皮を使用しています。
馬革
馬革は薄くて柔軟性に富むホースと、採取量の少ないコードバンが主流です。
特に使い込むほどに光沢を増すコードバンはビジネスバッグだけでなく、財布や短靴などにも人気で、柔らかく馴染む馬ならではの美しい素材です。
豚・羊・山羊・駝鳥
牛革や馬革以外にも、ピッグ、シープ、ゴート、オーストリッチなどの変わり種もあります。
皮は各々に各々の触感や風合いがあり、使い続ける毎に自分ならではの味が出てきます。
ナイロン素材にしても革素材にしても、まずは素材の特性を良く知り、状況に応じた判断で自分に一番合うビジネスバッグを見つけましょう。