ビジネスパーソン必見!モノの領域とは?バッグの中で探し物が多い人は要注意!
こんにちは!整理収納アドバイザーの中嶌です。
今回は、整理収納を通して、自分自身にどのような特徴があるかを理解しましょう。
自分の特徴を知ることで、家だけではなくバッグやお財布の中の状態もわかります。
あなたの財布にはいらないレシートやポイントカードはいくつ入っていますか?
バッグの中に使っていないモノが常に入っていませんか?
その状態は、自分の家から始まっています。つまり、家をきれいにすれば、身の回りがどんどんきれいになり、人生が好転していくことにつながります。
家のハードルが高ければ、まずはバッグやお財布の整理から始めていきましょう。
そのために、まずは自分を理解することがスタートです。
モノの分類ってなに?
モノにも分類があるのを知っていますか?
それは、使用頻度やグループにまとめるということではなく、あなた自身のモノに対しての癖を見つめ直して、現在地を把握する必要があります。
就活前や入社した際に「自己分析」というのがあると思いますが、まさにそれです。モノに対する「自己分析」をすることで、今の自分を知ることができます。
今の自分を知ることができれば、自分がどのようにすればいいのか明確になり将来の自分がイメージできます。
それでは、どのような分類があるのか「領域」という言葉を使って見てみましょう。
モノには4つの領域があります。
①アクティブ領域
②スタンバイ領域
③プロパティ領域
④スクラップ領域
これらの領域のバランスによって、あなたがモノの所有に対して、どのような特徴があるのかを診断することができます。
4つの領域を簡単に説明すると下記になります。
①アクティブ領域
→ モノを把握していて、常に使っている状態
②スタンバイ領域
→ モノを把握していて、いつでも出せる状態
③プロパティ領域
→ 持っているだけの状態
④スクラップ領域
→ 使わない状態(ゴミ)
各領域のバランスがどうなっているかによって、今の自分がモノに対してどのように向き合っていて、自分の家や部屋、バッグの状態がどうなっているのかがわかるようになっています。
どの領域が一番多い?
早速ですが、あなたはどの領域が一番多いでしょうか?
自分の周りを見て、どこに何があるのか。それは使っているモノなのかどうか。ということをしっかりと向き合ってみましょう!
何が良くて何が悪いということはありませんので、安心してください。
今、ここでして欲しいことは、現在地を把握することなので、ありのままの自分で考えてください。
アクティブ領域が一番大きく、スタンバイ・プロパティ・スクラップ領域が少ない人
自分にとって必要最低限しか持っていない、最適化されたミニマリストです。
ミニマリストは、モノの量が少ない人という意味ではなく、自分にとって最低限のモノに囲まれた状態の人のことをいいます。
そのため、人によってはモノが多いと感じても、その人にとってはミニマリストということもできます。
例えば、僕は夏のTシャツをシーズン前に必要枚数を一括購入します。
理由は、最初に必要枚数を決めていれば常に使っている状態になり、シャツが箪笥の肥やしになることがないからです。常に使うので、アクティブ領域のものになりますね。
スタンバイ領域が一番大きく、アクティブ・プロパティ・スクラップ領域が少ない人
モノの把握がしっかりとできていて、自分にとって何が必要かをしっかりと理解している理想的なバランス感の持ち主とも言えます。
しかし、モノが多くなりがちでお家の中が物に溢れてしまう可能性もあるので注意が必要です。
節約上手な主婦の方が多いイメージですね。節約上手なので無駄なモノをできるだけ買わないようにして場所も把握してます。ただ、「もったいない」と言って増え続けることもしばしば。
プロパティ領域が一番大きい人
モノに溢れた生活をしている人です。モノの管理ができていないので、モノをよく無くしてしまったり、同じモノを何度も買ってしまう傾向があります。
ストックの半分以上が賞味期限の切れているモノということもあります。
男性に多いパターンです。男性は所有欲が比較的強い方が多いので、ついつい買ってしまうんですね。気づいた時には何を買ったのかわからない。部屋が気づいたら物に溢れてたなんてことも。
スクラップ領域が大きい人
必要のないモノに囲まれた生活をしているため家が汚れていたり、家のスペースが狭く感じるかもしれません。
今すぐモノを手放しましょう。
一歩間違えると誰も家に呼べなくなってしまうかもしれません。
あなたはどの領域のモノが多いでしょうか?
人生を好転させるためにも整理をしっかりと行なっていきましょう。
すぐに出せるモノはどのくらいありますか?
早速ですが、「単4電池を2つください」と今お伝えしたら、あなたはすぐに持ってくることができますか?
ある人は、電池の保管場所と本数を把握しているのですぐに「わかりました」と答えてくれるかもしれません。
また、別の人は、電池を保管している記憶はあるがどこにあるのかわからないかもしれません。そもそも持っていても持っていないと思っているかもしれません。
今回は「電池」を例題としましたが、全てに対して同じ質問をすると、どの領域のモノが多いのかわかるので、家族で質問をしあうと楽しく自己把握ができるかもしれないですね。
あなたはどの領域のモノが多かったでしょうか?
家の縮図がバッグやお財布です。ビジネスでお客様に渡すモノをバッグから必死に探している人は、家の中でも探し物が多いかもしれません。
そのような状態を改善することが快適で幸せな人生を過ごすことができ、スマートな社会人として人から一目を置かれる存在になれると、私は考えています。
参考文献:整理収納アドバイザー2級認定講座テキスト