ビジネスバッグの色選びとコーディネートのマナー
ビジネスバッグのカラーの基本と言えば、当然ながら黒。
ブリーフケースやビジネストート、ショルダーやダレス、リュックなど、ビジネスバッグには様々なタイプのものがあり、どれを選ぶか迷うところですが、カラーは黒さえ選んでいればまず失敗しません。
それほど、ビジネスバッグのスタンダードカラーと言えば黒なのです。
ですが、少し会社にもなれてきた頃になるとスーツや靴・小物などのビジネスアイテムにも色々とこだわりたくなり、それらに合わせたカラーやデザインのビジネスバッグも欲しくなりますよね。
あくまでビジネスファッションである以上、ベーシックでスタンダードな組み合わせは必ず抑えておきたいですが、スタンダードだけじゃ物足りないのも事実。
では、ビジネスバッグのカラーはどこまで攻めてもOKなんでしょうか?
本記事では自分らしく自由に働く人のためのメンズビジネスバッグのECショップ「TRANSIC」の店長である私、山形が、ビジネスバッグのカラーと、知っておきたいオトナの男性コーディネート術をご紹介します!
ビジネスバッグの色や素材の変化
ビジネスバッグはとにかく革素材で黒のブリーフケース。
一昔前まではそういった考え方が当たり前でしたが、最近実は黒よりネイビーやブラウンの人気が強く、特にナイロン素材のカバンが主流になってからはネイビーのカバンを持つビジネスパーソンがとても増えてきました。
その流れを作ったと言っても過言ではない象徴的なカバンが、ビジネスマンに大流行した吉田鞄の『PORTER』です。
PORTERの一般化により、従来の革鞄より使いやすく手軽なナイロン素材のビジネスバッグは一気にビジネスマンに浸透していきました。
それまでどちらかと言えば安価なイメージの強かったナイロン素材のカバンですが、TUMIやプラダに見られる高級ナイロンがさらにビジネスファッションの価値観やイメージを変え、今では素材やカラーのバリエーションなどもより一層増えていき、カジュアルなものや黒以外のカラーもビジネスシーンで認められるようになってきました。
黒・ネイビー・ブラウン。それ以外はどこまで攻めてOK?
ナイロン素材の普及以降、ビジネスバッグはより手軽でカジュアルなものになり、黒以外にもネイビーやブラウンといったカラーのカバンは当たり前のように主流になり、最近ではそれ以外にも様々なカラーのバッグを持つビジネスパーソンが増えてきました。
とはいえ、実際黒・ネイビー・ブラウン以外のカラーはどこまで攻めてOKなのでしょうか?
同じカバンを色違いで見て実際に確認してみましょう。
【BOLDRINI】ダレスバッグ (ブラック)
【BOLDRINI】ダレスバッグ (ブラウン)
【BOLDRINI】ダレスバッグ (オリーブ)
一枚目から、ブラック、ブラウン、オリーブ。
ボルドリーニ セレリア(BOLDRINI SELLERIA)はイタリア・トスカーナ地方で高度な技術を持つ職人たちが全行程を手作りで仕上げている、上質な革鞄です。
1955年に馬具を手がけるファクトリーとして産声を上げた同ブランドは、ベジタブルタンニンなめしのバケッタレザーを使用するなど、現在では希少な素材を惜しみなく使ったバッグ造りが魅力。
そして、一つ一つ丁寧に仕上げられたボルドリーニセレリアのバッグは、長く愛用することで購入時以上のこだわりや魅力が出てくる素材です。
カラーバリエーションも豊富なので選ぶ楽しみも相まって、いつまでも楽しめるオススメのバッグです。
3枚目のように、これぐらい質が高く落ち着いた雰囲気のオリーブグリーンであれば、ビジネスバッグにグリーンを選んだとしても全く問題ありませんね。
もちろん、生真面目なブラックは間違いのない選択ですが、こういったシンプルでデザイン性の高いビジネスバッグであれば、スーツスタイルの良いアクセントになりそうですので、思い切った色を選ぶ選択もありかもしれません。
知っておきたい!オトナのビジネスマンのためのコーディネート術
基本的にスーツスタイルとはいえ、ビジネスマンたるものコーディネートを疎かにしていてはいけません。
使うアイテムが限られているからこそ、スーツスタイルでのコーディネートは少しの差で大きく変わります。
コーディネートのポイントですが、まずコーディネートというものは使う色が増えれば増えるほど難しくなります。
ですので、ビジネスコーデ初心者の方であれば、まず色味を統一させることから始めましょう。
特にバッグ、靴、ベルトなどの革製品は色も合わせやすく、合わせるだけでお洒落さがグンと上がります。
そして、勿論ですがビジネスマンの一番のお洒落は清潔感です。
スッキリした統一感のある色使いは清潔感にも繋がりますので、カバンや短靴といった個々のアイテムで個性を出しつつ、清潔感を心がけたコーディネートを意識しましょう。