品質管理のプロフェッショナルたち

店長の山形です。


中国から第三者検品会社のマネージャーのJ(女性)さんと担当者のTさん(女性)が来日してオフィスに来てくれました。


トランジックでは生産された商品は全て第三者による検品を入れて、品質を管理しています。工場で生産されたものは出荷前に工場スタッフによる最初の検品が入りますが、自分たちの作った商品なので、どうしても検品がゆるくなりがち。


そこで活躍するのが、工場がOKを出した商品を第三者の視点で、もう一度検品する第三者検品。


言ってみれば、工場側の
「これくらいOKでしょ!出荷して!」と
私たちトランジック側の
「これはアカンやろ!差し戻し!」の間に入って、いつもいつも板挟み状態。

その上、納期があるため、工場の生産が遅れたりすると皺寄せが第三者検品に。
本当に大変な仕事です。


検品って私もやったことがあるのですが、素人だと本当に大変。迷う迷う。

これはOK?NG?このミシンの揺れはどこまでOK?とか迷いに迷ってキリがないんです。
そしてどんどん分からなくなっていく泥沼に陥ると、全てNGな気さえするし、全てOKな気もしてくるのです。

だから品質基準ってとても大事。商品ごとにも違うし、素材によっても違うから、商品を覚えないとできない。
工場の特性も掴まないといけないらしい。
そして基準があっても、大勢の人の目でチェックしていくから誤差が出てしまう。この誤差をなくすのがプロなんですね。


近況や問題点など話し合ってる時にマネージャーのJさんが
「御社の商品は(マネージャーの)私が全部この目で見ているから!急ぎでも土日でも私が実際に見て、消費者の目線でどうか判断してます!今はもう判断に迷うことはないし自信がある!」と。

そこですかさず、うちのスタッフが
「うちの基準は3mmじゃないから!1mmだから!」
Jさん
「わかってます。だから私が全部見てますよ!工場になんと言われてもNGはNG。安心して!」


なんの話かと思ったら、どうやら縫製のズレの話のよう。
ブランドによって何ミリまで縫製のずれを許すかの基準があるんですね。

そんな二人のやりとりを横で聞いていて
なんて頼もしいチームなんだろうと本当に関心しました。


トランジックの商品はいつも本当にお客様の評価が高くて、その背景にはこんなプロフェッショナルたちの仕事っぷりが隠されているわけです。


私は細かい基準などは現場スタッフに任せていますが、チームスタッフや検品会社全員の目線が「消費者にとってどうか?」という視点なので、間違いないと安心して任せられます。


これはお客様窓口のスタッフもそうなのですが、お客様にとってどうか?の視点で対応できるスタッフだと間違いがない。細かい管理やルールなどなくても任せることができるんです。

これって本当に大切なことで、そんなことを当たり前にできちゃう、うちのチームってすごいな〜と改めて感じたひとときでした

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